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【北三陸エリア】フィールドワークの記録
玉川海岸
開けた場所から、目を細めて先を見る。
何キロ先に見えるあの半島は、どこだろう。そんな感覚は日常では味わえない。
海のアルプスは、ここから始まる。
感じてほしいものは、カヤックの楽しみだけじゃなく。
海抜0mから見る北三陸という地の、壮大さ。
ここは、冒険の出発地。
岩泉・熊の鼻
最近読み進めていた著書 星野道夫「長い旅の途中」にこんなフレーズがあった。
「人が旅をして、新しい土地の風景を自分のものにするためには、誰かを介在する必要があるのではないだろうか。どれだけ多くの国に出かけても、地球を何周しようと、私たちは世界の広さをそれだけでは感じえない。が、誰かと出会い、風景ははじめて広がりと深さをもってくる」
今まで三陸道を岩泉で途中下車することはなかったけれども、確かにそのきっかけは人だった。
フィールド使用にはもう少し時間はかかりそうだが、トレイル・海路ともに魅惑のフィールドでもある。
そして、片方が毛嫌いするのではなく、お互いが配慮しあえる努力をすれば、いい方向に向かえると信じている。
結局のところ、フィールドの利用に関しては、信頼関係を築き上げることなんだと強く思う。
今回は熊の鼻の先を目指せなかったが、この先を見てみたい。
2020.6 田野畑村
2020.5 野田・普代エリア
北三陸の海が荒々しいなんていうのは、誰かがつけたイメージで、そんなことはないと私は思っている。
海が荒いのではなく、海から見た陸は、断崖絶壁が続き、確かに荒々しい。
しかし、それは言葉を変えれば壮大なアウトドアフィールということ。
普代エリアの標高は170m。写真の先に見える岬の先、北三陸の核心地である黒崎、北山崎、田野畑エリア。
200mもの断崖が連なっていく。
果たして、この先に見える景色はどんなものか。
相変わらず、遊ぶものを飽きさせないフィールドだ。
2020.5 八戸・蕪島
八戸にあるガイドショップRIVERRUNSさんと、ガイドトレーニングへ。
ウミネコのたちに見守られ、賑やかな八戸・蕪島周辺でインストラクションの見直しと、レスキュートレーニング。
私たちのような少人数しか受け入れられないサービスでは、機械的に仕事をすることは、まずない。
例えば、パドルの持ち方について。
この握る部分は「シャフト」と言って、ここが、「ブレード」です。
特定の年代に伝わっても、この説明で、子供に伝わるのか。
例えば、フォワードストロークが・・・と言って、そんな言葉が伝わるのか。
小人数しか受け入れられないからこそ、
来てくれた人たち一人一人にしっかり楽しんでもらうことができる、また、理解してもらえる、
そんな教養の部分も改めてしっかりしていきたいと思う。
教えることは、学ぶこと。
そんな言葉を思い出した瞬間。
北三陸は、GWが過ぎると徐々に新緑の季節に移りはじめる。