フォト
小川原湖の夕焼け
5月。
朝夕はまだまだ気温水温は低く感じるが、
それでも水の上に浮いてみれば、
こんな景色の中で漕いでみれば、
寒さなんて忘れてしまう。
日没は遅くなり7時5分。
日が八甲田に隠れ、月が出るまでの少しの時間が夕凪に出会えることが多い。
夕日の反対側にはうっすらお月様が見え始める。
日常に戻るのが嫌になる時間。
プログラム【夕暮れの日常を忘れるひと時を。一組限定のプライベートツアー】
【北三陸エリア】フィールドワークの記録
昨年の冬にオーダーしたカヤック。
ノーライトデザインは、北海道の札幌に拠点を置くカヤックメーカー。
寒い冬を越えて春からカヤック製作が始まり、青森のシーズンインごろに届く。
待ちに待った、カヤックが届いた時のこの喜びは、何にも代えがたい。
Yさま、これからも安全で楽しい素敵なカヤックライフをお過ごしください。
5月は海が落ち着いている日が多い。
それに加えてこの晴天。
海の色の深さ、自然海岸の海岸美、そして人口の造形物。
三陸鉄道が通れば、いうことなし。
太平洋のうねりを直接受ける北三陸の沿岸。
中止も多いのが現実ではあるが、
そんな海に出れる感動を是非体感してほしい。
シーズン前は自分たちの士気を上げるため、
はたまた冬の間に忘れた感覚を取り戻すためガイドトレーニングが多い。
迫りくる山のような海を漕いでみたり、
まだまだ水温低い八戸の海で沈してみたり。
アドレナリン全開、スイッチ入りました。
TOP of OUTDOORBOX RIVERRUNS (8file.com)
居酒屋点 八戸市の居酒屋|宴会・一人飲み・魚介料理 (izakaya-ten.com)
お誘いどうもありがとうございました!!
いつの間にか季節は春、蕪島はウミネコの産卵が始まり、賑やかだ。
2023.11
岩手県野田村にて、屋外空間の利用について考える&ロープワークのワークショップ。
当日だけでは絶対に覚えられない(反復練習しないとすぐに忘れる、、)
毎日使わなければいざというときにサッと使うことはできない。
が、一度覚えると、自然と体が覚えている。
もやい結びは、石器時代からその痕跡が見受けられる、と言われている古くから使われているロープワーク。
あえてこんなアナログで実用的な遊びも面白い。
現代でも一次産業にかかわる人たちの主となるロープワーク。
やはり、自然の中ではアナログでいてシンプルであるモノが備えになるのだろう。
夢中になって遊んでくれる大人の参加者の皆様、お呼びいただいた関係者の皆様、どうもありがとうございました!
2023.10
岩手県久慈市麦牛漁港で行われた【シーカヤックとウニを楽しもう】の様子を岩手日報さまに掲載いただいた。
今春に三陸ジオパーク認定ガイドである町田氏にお話をいただき、南侍浜漁業研究会会長と打合せを重ねながらようやく、
開催にこぎつけた。
目の前でとれる海産物も、目の前の海でとれる資源とはいえどこか遠い存在。
取る、食べる、だけじゃない海の価値は、きっと他にもある。
地元に誇りを持つきっかけは、目の前にある資源で遊び、楽しみ、喜び、興味を持つことだと思う。
至らない点も多々ありましたが、次回はさらにアップデートしたわかりやすいイベントを開催できるよう努めていきます。
関係各所の皆様、参加者の皆様、どうもありがとうございました!
2023.10
1泊2日の合宿型体験ツアー。
1日目は海を怖がっていた子供たちも、2日目は元気よく海に飛び込む姿には喜びを感じる。
カヤック、シュノーケル、田野畑村の食材を使った豪華BBQ、地元のお母さんたちの作った出汁の効いた絶品カレーライス、
水の循環の勉強など、子供たちにとっては頭も身体も胃袋もフル回転フル稼働な2日間だったことだろう。
机浜海水浴場の景観、設備があってこそ、さらには天気にも恵まれ、10月とは思えないほど快適に遊び、学ぶことができた。
あまりに快適すぎて、本当に10月下旬だったのかと疑うほど、、、
今後、子供たちの水辺と関わるきっかけがこんな楽しい記憶であれば嬉しく思います。
また、どこかの水辺で会えると期待して。
たのはたネットワークの皆様、マリンテラスたのはたの辰巳さん、お声がけいただきありがとうございました!
そして、遠方より駆けつけてくれたおなじみのなかのカヤック中野さん、またよろしくお願いします!
桜の開花が2週間早かった2023年。
当然新緑も2週間早くなるわけだが、、
夏が2週間長くなると信じたい。
何はともあれ、この季節の海景色が一番好きだ。
岩手県野田村の海岸線沿い。
海からしか見られないであろう烏帽子岩。
ただの目印だったのか、それとも昔の信仰の名残なのか、
神々しい雰囲気を醸し出す岩。
海から開けた街、八戸市。
日本の中でも数少ない重要港として指定されており、船の往来も多く、景色も人工物が多い。
いつも自然海岸ばかり目指す中で、こんな景色も求めていた。
遠くにある自然濃度の高い自然も、身近にある開発された自然も。
普段生活している中で、海から開けた街、と言われても説得力はないが、
海からこの港の景色を見ると、その言葉にうなずける。
大人の社会科見学であり、都市の中でカヤックを楽しめる。
アーバンアウトドアならぬ、アーバンカヤック。
アウトドアメーカーがその素材をライフスタイルに持ち込む時代。
スーツを着てカヤックを漕ぐ時代は、すぐそこだ(と思う(笑))。
三陸沿岸では、いつも胃袋を捕まれる。
最強の親子丼と呼び声高い、
左側から始まり、お膳の蓋をスライドさせ、蓋を取った時の喜びときたらもう。
要予約とのことだが、予約してまで食べる価値あり!!
今度のツアーのお昼ご飯はこれにしよう。
台風の前日。
台風のうねりが入ってきているのだろうなと想像していた。
どっぱーん!ザッパ―ン!!今日は中止です!!
というのも頭によぎったが(笑)。
嵐の前の静けさか、むしろ良すぎるぐらいの天気、海象だった。
安家川をまたぐ橋梁。相変わらずのお見事さ!
ビューティフォー!!
今回のテーマは「ラフウォーターでのロールとレスキュー」。
このようなコンディションでは通常のツアーでは到底近づくようなことはない岩場。
ここにゲストを巻き込んでしまった場合、すでに判断は間違ってしまっている。
しかし、自然の中で活動する我々にとっては、こういう状況に陥る可能性はゼロではない。
どこかで判断を間違ってしまうかもしれない。
ただ、その判断を間違ってしまった時に必ずセーフティネットに引っかかるのは、
日頃しっかりと研鑽をしていたかどうかだと思っている。そんなことを感じる瞬間が少なからずある。
こんな写真を見た日にはゲストの皆さまはビビってしまいそうだが、
常日頃、ガイドとして緊張感をもって自然と向き合う時間は大切にしたい。
青森県八戸市 RIVERRUNS 戸川さん
宮城県牡鹿半島 なかのカヤック なかのさん
非常に身になる時間でした。ありがとうございます!
北山崎展望台から黒崎にかけてのエリアが一番面白いエリアだという話は聞いていた。
その中の名所の一つ。
アンモ浦の滝。
岩手の親分ことMESA草山さんによれば、このエリアは感度の高い人は失禁してしまう聖域だ(笑)、と言っていた。
「アンモ」とはアイヌ語で、怖い、妖怪、化け物の総称。
この地名が付いたころからここは聖域だったのだろう。
その前の大断崖に胸打たれ失禁するほどの感動は得られなかったが(笑)、水量か、日の当たりようか、もしくは海が凪いでいるときか。
カヤックの上で失禁はしたくないが(笑)、是非、また訪れたいと思う。
2020.10 JSCA研修 外洋ツーリングにおける安全管理
宮城 アースクエスト 紺野さん
長野 一滴paddle&mounteingaide 中村さん
東京 パドルクエスト 堀川さん
神奈川 コアアウトフィッターズ 武田さん
宮城 なかのカヤック 中野さん
岩手 シーズン 鈴木さん
研修と言えども楽しい時間でした!ありがとうございました!
よければブログもご覧ください。
この2つの大きな岩の間には、しめ縄が張られていた。
東日本大震災にも切れなかったしめ縄だと言われていたが、気づけば切れてしまっている。
ましてや雨風に打たれ、波にもまれ、どれほどの負荷がかかっていただろうか。
いったいいつから張られていたものだろうか。
朽ちない物なんて何もない。
本当に、ここは海なのかと疑いたくなるべた凪の海。
開けた場所から、目を細めて先を見る。
何キロ先に見えるあの半島は、どこだろう。そんな感覚は日常では味わえない。
海のアルプスは、ここから始まる。
感じてほしいものは、カヤックの楽しみだけじゃなく。
海抜0mから見る北三陸という地の、壮大さ。
ここは、冒険の出発地。
最近読み進めていた著書 星野道夫「長い旅の途中」にこんなフレーズがあった。
「人が旅をして、新しい土地の風景を自分のものにするためには、誰かを介在する必要があるのではないだろうか。どれだけ多くの国に出かけても、地球を何周しようと、私たちは世界の広さをそれだけでは感じえない。が、誰かと出会い、風景ははじめて広がりと深さをもってくる」
今まで三陸道を岩泉で途中下車することはなかったけれども、確かにそのきっかけは人だった。
フィールド使用にはもう少し時間はかかりそうだが、トレイル・海路ともに魅惑のフィールドでもある。
そして、片方が毛嫌いするのではなく、お互いが配慮しあえる努力をすれば、いい方向に向かえると信じている。
結局のところ、フィールドの利用に関しては、信頼関係を築き上げることなんだと強く思う。
今回は熊の鼻の先を目指せなかったが、この先を見てみたい。
北三陸の海が荒々しいなんていうのは、誰かがつけたイメージで、そんなことはないと私は思っている。
海が荒いのではなく、海から見た陸は、断崖絶壁が続き、確かに荒々しい。
しかし、それは言葉を変えれば壮大なアウトドアフィールということ。
普代エリアの標高は170m。写真の先に見える岬の先、北三陸の核心地である黒崎、北山崎、田野畑エリア。
200mもの断崖が連なっていく。
果たして、この先に見える景色はどんなものか。
相変わらず、遊ぶものを飽きさせないフィールドだ。
八戸にあるガイドショップRIVERRUNSさんと、ガイドトレーニングへ。
ウミネコのたちに見守られ、賑やかな八戸・蕪島周辺でインストラクションの見直しと、レスキュートレーニング。
私たちのような少人数しか受け入れられないサービスでは、機械的に仕事をすることは、まずない。
例えば、パドルの持ち方について。
この握る部分は「シャフト」と言って、ここが、「ブレード」です。
特定の年代に伝わっても、この説明で、子供に伝わるのか。
例えば、フォワードストロークが・・・と言って、そんな言葉が伝わるのか。
小人数しか受け入れられないからこそ、
来てくれた人たち一人一人にしっかり楽しんでもらうことができる、また、理解してもらえる、
そんな教養の部分も改めてしっかりしていきたいと思う。
教えることは、学ぶこと。
そんな言葉を思い出した瞬間。
北三陸は、GWが過ぎると徐々に新緑の季節に移りはじめる。
八戸に帰ってきて初めてのカヤッキングは八戸のガイドショップ・RIVERRUNSさんへお願いして地元の海、八戸、種差海岸へ。
ウミネコがたちに歓迎され、そしていつか雪の降る中カヤックを漕ぎたいという目標が叶った。
往路は風が強く、ヒーヒー言いながらスタート地点に戻ってきたが、
それも含め、地元の海から強烈な歓迎を受けた。
子供のころからよく見てきたこの海も、海から見ると全く別なものになる。
地元が地元じゃなくなった瞬間。
目線が変わるだけで、見える世界は180度変わる。
改めて海の世界の魅力を感じた。
番外編
例年、なかのカヤックなかのさんから(??)始まるトレーニング企画がある。
その名も三陸合宿。
シーズン前に忘れかけたレスキュー手法をもう一度おさらいしよう、という企画。
まだまだ水温10度にも満たない海で、迅速に水上に引き上げるために、どういう判断をしてどういう行動に移るのか。
牡鹿半島ガイド なかのカヤック (nkn-kayak.com)
みなさま、どうもありがとございました!
今年も安全第一で楽しいツアーを!!
自然海岸がで漕ぐことが多い北三陸エリア。
思った以上に大岡川はの水は透き通っていて、都会の川、海の概念が変わった瞬間。
なによりも、人の生活圏の中で、身近な水辺でこんなに楽しく体を動かせるなんて。
新鮮で爽快な早朝アーバンパドリング。
横浜SUP倶楽部さん、どうもありがとうございました!
エメラルドグリーンの海に青い空。
うねりなし、風なし。
陸奥湾、大好きです。
やっぱり、外海じゃなくて湾内だよね(笑)。
ゆっくりのんびり楽しめる、良い場所だ。
「津軽海峡を横断し、函館に行き、うまいものを食べる!!」
というミッションを掲げ、うまいモノと達成感を追い求め(?)、壮大な旅を無事終えることができた。
龍飛から北海道へ到着した時の達成感と、乾杯のビールの味は、一生忘れられないだろう。
でも、また渡りたいとは思わない(笑)。
よければブログもご覧ください。
恒例の、なかのカヤックといく三陸珍道中。
今回は、釜石市の箱崎半島。
この半島の先には千畳敷という場所がある。
その名前の通り、千枚の畳が敷いてある、ということなのだろうか。
ところが、その手前でなかの社長はこれは百畳敷ですね!なんてオヤジのようなことを言う(笑)。
山田町、大槌町、釜石市の海岸線は異国のようなエメラルドグリーンの海が続く。
砂の質なのだろうか。
箱崎半島の内湾には、古代遺跡かなんかじゃないのか?
そう思えるような景色がいくつもあった。
根浜オートキャンプ場の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。
ブログもよければお読みください。
いつかしてみたいな、と思っていた冬の風物詩でもあるワカサギ釣り。
身近でこんな遊びが楽しめるなんて、知らなかった。
場を整えて手軽にできるようになった釣りではあるが、だからと言って釣れるわけではない。
しっかりと釣りあげるには、天気と、湖と、ワカサギとしっかり向き合わなければならない。
凍った湖の上でドリルで穴をあけてテントを立てて竿を垂らす。
釣れなくてもそれだけで楽しいことに気づく。笑
その非日常が大事なのだろうな。
自分の竿を持って、今晩のおかずを釣りに来た、という推定30代の主婦の方もいた。
一気に現実に戻されるが(笑)、その逞しさに感服した。
お金があれば何でも買えてしまうこの時代に、その姿勢は非常に大事な部分ではないのだろうか。
いろんな遊びを経験して思う。自然の中での遊びは、学ぶべきことが多い。
昔の当たり前は、今の時代に価値があることだ。
何もないと呼ばれる自然の中で遊ぶことが。
青森でのワカサギ釣り、フィッシングガイドは青森フィッシングガイドサービスへどうぞ!!
岩手県釜石市の岩手の親分ことシーカヤックショップMESA草山さんと遊ぶ。
仮宿崎は山田湾船越半島側の東側。
聞けば、船越半島は北山崎よりも見どころがある、という。
いつか本でみた内容に、「標高514mの霞露ヶ岳から、山が一気に落ち込み、
その景色はいつか見た南米最南端のホーン岬のようだった。」と言っていた。
よほどの確信がなければ回り込むことはできないという船越半島。
いつか漕げる日を待とう。
山田町の遊び人こと中島氏にアテンドいただいた。
出艇後、土砂降りの雨に見舞われる。
雨の中のカヤックは、全身の悪いものが洗い流されるようで気持ちがいい。なんだかすっきりする。
そして、岸べたを漕いでいる私たちはいつでも上陸し、避難できる場所がある。
カヤックでしか行けない浜がたくさんある。
断崖絶壁エリアの北三陸にはないモノをねだって南三陸に行く。
正直、こんな穏やかな海があるなんて、羨ましい。
でも、南三陸には断崖絶壁はない。
見たことなのない景色を求めて、ないモノをねだって、どんどん世界を広げていきたい。
岩手、リアスの海岸沿いのカヤッキングは岩手県のカヤックシーンの第一人者、釜石のMESAさんにどうぞ!
八戸からフェリーに乗り、室蘭で下車。
室蘭の道の駅で仮眠を取り、翌日に室蘭から札幌へ向かう予定を立てる。
起きて準備をしていると、他にも車で仮眠を取っていた人たちが大勢いることに気づき、
一人のおじさんが皆に召集をかけて、これから向かう場所や道路の状況、おすすめの場所などを話し合っていた。
もちろん私も召集をかけられた。
衝撃的だった一言がある。
私「ここから札幌まで行くにはどう行くのがいいですかね?いい道ありますか?」
あえて行程は2泊3日、予定していた香嵐渓経由のコースは伝えなかったが、自分なりに検討し、最短距離はこのルートだろうな、と予想していた。
そしたら、まったくもって予想外の答え。度肝を抜かされた。
おじさん「ここからならね、長万部、函館、積丹、札幌って海沿いをグ―っと行くのがいいよ!」
残念ながら日程の関係もありそのルートは選べなかったが、
遊びを知っている人のスケールのでかさ、そして、そんな人に目指される北海道のイメージがすごい。
間違いなく北海道は遊びの文化が栄えている。そんな人に目指される北海道が羨ましい。
雷岩・乱暴谷。
洞穴に打ち付ける波の音。
この日は海象がいい日ではあったが、この状況でも驚いてしまうぐらいの音が鳴り響く。
波の打ち寄せるエネルギーの大きさに驚く半面、自然の荒々しさにうっとり。
岩と岩に挟まれる、こんな空間がたまらなく面白い。
隙間があったら入りたい。
相変わらず、どこを漕いでも楽しい三陸。
都会の野鳥たちは、人間との距離が近い気がする。
食べるものを、人間に依存しているのだろうか?
ただ、何にせよ彼らも生きている。いいとかわるいとかそういう話ではない。
あまりにも行儀がいいユリカモメたちを見て、
誰かに調教されているのではないか?と疑いたくなった。(笑)
今や「アーバンアウトドア」が提唱され、都会ならではのアウトドアの楽しみも増えてきているようだ。
ビル屋上でのキャンプや、都会の水路を行くカヤックツアー。
全てが、田舎者には刺激が強い。
いつか、そんな楽しみも味わいたい。
皆ちりちりバラバラだけれども、同じ目的を持った同志&先輩たち。
きっかけはいつも当事業所も加盟しているJSCA(一般社団法人日本セーフティカヌーイング協会)からもらっている。
加盟する理由は人それぞれだと思う。私としては、一番の理由は、今も昔も、きっかけをもらえること。
今回は神奈川・コアアウトフィッターズ武田さん、現在無所属でフリーでワイルド系ガイド、そして絵本作家でもある笹島さん、静岡・アウトドアショップSWEN平口さん、宮城・なかのカヤック中野さん、そして私、北三陸OUTDOORSの大津。
また、現地のアウトフィッターである西伊豆コースタルカヤックス村田さん、藤本さんも一緒に遊んでいただいた。
こうやって過去の記録を見返した時に、自分にとって「忘れられない旅」の条件が見えてくる。
あそこの海を〇〇と漕いだ、あそこで〇〇に出会った、とか。なんならあそこの海ではあのカヤックに乗ったな、なんてことまで思い出せる。
それはやっぱり、人に関わった記憶だ。
こうやって時間があるとき、過去を振り返ってみると、いい気づきがもらえる。
人それぞれ記憶に残る条件は勿論違う。
北三陸OUTDOORSでは、そんな記憶に残るアウトドアトリップを、この場所で提供したいと思っている。
西伊豆の記録を、ブログでも紹介しています。
お時間あるときにでもご覧ください。
昨年度、北三陸OUTDOORSでも加盟している一般社団法人日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)の研修へ参加した。
内容は、島渡における安全管理とプランニングについて。
難しいことはここでは書かないが、島渡後に飲む生ビールは人生史上一番おいしかった。
多分、ビールの銘柄じゃなく。
何をした後に飲むビールがうまいのか、そういうことなんだと思う。
以後、プランニングには生ビールの文字が出ないことはない。
翌日船酔い&2日酔いだったことは内緒です。
アウトドアショップSWEN時代にイベントに携わった記憶。
キャンプをするためのキャンプではなく。
早起きしてカヌーを漕ぐために、一番いい状態の湖を味わうためにキャンプをする。
前日は各々がテントにに泊まり、参加者の皆さんも早起きし、
眠たい眼をこすりながらも朝6時に漕ぎだす。
湖は、やはり朝凪、夕凪が一番の魅力なんじゃないのだろうか。
いろいろな遊びの楽しさを覚えることができたのは、SWENのおかげです。
令和フィーバーとなったGWの繁忙期を乗り越え、遅めのGWに宮城、牡鹿半島のガイド仲間であるなかのカヤック・なかのさんを頼りに牡鹿半島へ。
うえから読んでも下から読んでも「なかのかな」でおなじみのなかのさん。マタギでもあり、カヤックガイドでもある。しかも乗っている車はジムニー。ワイルドな女性である(笑)。
1泊2日の日程で、小遠征を強行した。しかも、八戸市から牡鹿半島まで45号線で。8時間ぐらいかかった記憶がある。
しかも往路共に下道だったので漕いだ時間は3時間から4時間ほど。
ただ、いくら時間がかかっても海沿いを走る45号線は車で走っていても気持ちがいい。
そして、あれやこれやと情報交換をしながら漕ぐ時間はあっという間であった。
南三陸のリアス式海岸は、本当にここは海なのか?と疑いたくなるような静けさ。
まったくと言っていいほど波、うねりが入ってこず、風もなく。(聞けば、たまたまいい条件にあたっただけとのことだったが)
北三陸の海は、荒々しく、漁師が海と戦うようなイメージであるのに対して、南三陸は海が生活の場所、といったイメージか。
こんな静かで山々に囲まれた豊かな海でカヤックを漕いだら、カヤックが好きになるに違いない。
私が以前勤めていたOUTDOORBOX RIVERRUNSでのキャンプツアーに訪れた時。
八戸が青森のハワイであれば、オランダ島は岩手のハワイじゃないだろうか。
11月なのにこの空の色、海の色、そして、砂の色のせいだろうか、こんなに南国のように見えるのは。
同じ三陸でも大地が沈降し始める宮古市を境に、景色が変わっていく。
北三陸の断崖絶壁、南三陸のリアス式海岸。
まだまだ遊びの文化が根付いていくのは先だろうけれども、
豊かな遊び場であるのは間違いない事だと思う。
2013年にユネスコ・世界遺産に登録された富士山。
静岡に住んでいながら、一度も登ったことがなかった。
しかし、静岡県の人たちは口をそろえて言う。
富士山は、登るもんじゃない、見るもんだ。と。(笑)
富士登山講習会というモノを当時勤めていた職場で担当することになり、富士山に登ったことのない男が講習会やるの(笑)?という責任感から、
静岡に住みながらも8年目にしてようやく(というか半強制的に)登る覚悟を決めた。富士山のことを体当たりと本で必死に勉強した1ヶ月間だった。
この日は頂上まで目指さず、8合目で引き返してきたが、そこからでも見える景色は今までに見たことのない景色だった。
やはり、自分の手で、足で歩いて見るその景色はすごい。
雲海。
いやでも、富士山は1回でいいやと思いながらも
結局あと2回(合計3回)登ったが、富士山は見るもんだ!という人たちの気持ちがよくわかる。
できれば、もう登りたくない(笑)。
この言葉は、登ったからこそ言えること。
まだ登ったたことのない皆さん、ぜひチャレンジしてみてください(笑)
5年前になるが、アウトドア仲間たちと忘年会と称し、北八ヶ岳へ登り、山小屋へ宿泊した。
行程こそたいしてハードなものではなかったが、
目的地は、標高2000m、マイナス20度の世界。
星の輝きはもちろん、この場所でしか見えない空が紫になる瞬間、「マジックアワー」と呼ばれるものを体感した。
そして、寒さを忘れて、1時間ぐらいぼーっと空を見ていたのだろうか。
今まで山はあまり好き好んで登ることはなかったが、こういう景色が見えるから、山登りも、カヤックも。
アウトドア遊びは辞められない。
まだ静岡で仕事をしていたころ。
浜名湖がホームフィールドだった。
2017年2月、青森に戻る前に先輩、後輩に付き合ってもらい、カヤックで「浜名湖エクスペディション」もとい浜名湖1週を決行した。
周囲長114キロの湖を、風と気持ちのせいで15キロほどしか漕げなかったことは今も鮮明に覚えている(笑)。
浜松市は、スズキ、ホンダ、ヤマハなどマリン関係の工場も多くあり、船外機のテストなども浜名湖で行われることが多かったようだ。
湖畔には「ハマイチ(浜名湖一周)」と呼ばれる自転車コースがあったり、びしょ濡れのまま上がってもいい飲食店もあったり。
なんなら、カヤックで桟橋につけてもOKなラーメン屋さんまであった。いろんなマリンアクティビティが楽しめる場所だ。
何よりも、冬でも景色に色がある。海とは違う楽しみがあった。離れてこそ分かることだけれども、遊びの幅がものすごく広い場所だった。
遊びが根付いている地域は、いろんな楽しみがある。
カヤックに乗り、目的地、ラーメン屋。知る人ぞ知る、業界では有名な「ラーメンカフェワコー」。
美味しさじゃない(もちろん美味しかったですよ)。それが目的地にできる楽しさだ!!
JSCAの先輩に声をかけていただき、初めての外部のガイド研修に参加。
三重県尾鷲の海を漕ぐ。
全日程で参加はできなかったが、2泊3日の刺激溢れる3日間だった。
1日目、カヤックサーフィン。2、3日目は、プランニング、ナビゲーション、ペース配分、ロックガーデンでのリスクマネジメント。
4年前のことだけれども今でも鮮明に思い出せる。
先輩方々についていけずヒーヒー言いながら漕いだり、初めてのキャンプ道具満載のカヤックで風の影響か、もしくは無意識にスケッグを出してしまっていた為か方向転換ができなかったり、ロックガーデンでタイミングを見誤って岩に打ち付けられたり(笑)。
笑いあり、涙あり?、学びあり、事件ありの実践的な研修。
非常に身になる経験をさせていただいた。
今の私の技術や考えはいろんな方にお世話になり学んだことなんだろうと実感する。
熊野バックパッカーズ 上野さん、小山ハウス 森田さん、語らいの里噺野 伊藤さん、真鍋さん、お世話になりました!ありがとうございました!
世界中の川をカヌーで下ったことがあるという70代の大先輩がお客様として、ご一緒したことがある。
カヌーでご一緒することはなかったが、八甲田山を、みちのく潮風トレイルを一緒に歩いた。
その時にいただいた言葉。
2年前のこと。
「遊ぶことが人生を豊かにし、旅をすることでそれは深みを増し、自然に身を置くことで地域を知る」
「いろいろなところに行っていろんな場所で遊びましたが、行った先々では見た景色は、街は、全て私の想像を超えていました」
「身体はって遊べばいろんなことが見えてきますよ!中途半端に遊ぶことが、一番よくない」
カッコイイ言葉ではあったが、当時はそんなカッコイイ言葉、ぐらいにしか思っていなかった。3回ぐらいリピートしてもらって紙に書き留めた。
それが、今になってようやくその言葉の意味をぼんやり理解できるようになる。
それは、遊んで、健康になって、地域を知り、自然環境を知るということなのかなと勝手に解釈した。
遊びが起点となり、健康に、そして地域、自然環境に目を向けていけるように。
今や、過度のハード、インフラを必要としないアウトドアと呼ばれる産業は、ありのままの地域、自然を知る、または地域が活きるための手段となってきている。
これだけのポテンシャルを持つ北三陸という壮大で豊かな遊び場に、安全な遊びの文化が根付いていくように。
まだまだ社会的認知の低いアウトドアガイドという仕事が、社会に、地域に認められるように。
そんな思いを持って2020年4月より営業を開始。
北三陸OUTDOORSが大事にするモノは、
「自分の手で、足で歩を進めるシンプルな喜びを」
そんな旅の出発地に選ばれるようなプログラムを展開、提案をしていきます。
日本三景のひとつでもある、宮城県が誇る松島。
いくつもの島があり、その島々を縫うようにアイランドホッピング。
業界にして唯一無二、そして東北の首領でもあり、JSCAの先輩でもあるアースクエスト・紺野さんにお世話になった。
曇りだったためあまり写真映えしないが、馬の背と呼ばれる場所だったろうか。
変わった形をした岩場だ。(笑)
この日は冬ながらも午後になっても風が上がらない当たり日だったらしく、
もはや観光カヤックと呼べるような快適な海象だった。
バウムクーヘンのような地層の島があったり、キノコのような島があったり。
西伊豆と少し似ているような感覚もある島々。
陸は混雑していても、海の上は混雑とは無縁の世界。
7月は私の誕生日であり、仕事の繁忙期でもあり、この年はその他研修の予定が立て込んでいたが、
周りからのブーイングに負けずに毎年恒例行事の「誕生日おめでとう遠征」に出かけた。
研修と遊びをはかりにかけた時、遊びのウエイトの方がはるかに重かったのだ。
夏の遊びの繁忙期に座学なんてやっている場合ではない(笑)、このタイミングを逃せば次は来年になってしまう、そう考えたのだ。
3泊4日の小遠征。そして、今回お世話になったのは南伊勢のカヤックガイド、そしてJSCAの先輩でもあるサニーコーストカヤックス・本橋さん。
スキンヘッドの見た目とは裏腹に(当時は)、とても優しくてきめ細かいガイドをしていただいた。
隣の芝生はよく見えるというが、本当に青い。こんなにも上陸できる無人の砂浜があり、風、うねりの影響も抑えられる魅惑のフィールドは羨ましい。
南三陸と同じリアス、景色自体は似ている気がするが、北か、南か、で水温や気温など(それが違えば植生も、魚種も当然違ってくる)の外部環境はまるで違う。
年中遊びつくせる魅惑のフィールド。
お近くの熊野古道も魅力的で、事業に余裕ができたときは、また遊びに行きたい場所だ。
遠征後出社した時に、研修をキャンセルして遊びに出かけたことで、記憶が無くなるほど上司に文句を言われたことは今も記憶に新しい(笑)。
松林の奥には雪がかった富士山が。
富士山が世界文化遺産へ登録されたのち、構成資産として登録されたそうだ。
7キロの海岸に3万本の松が生い茂り、
松林、押し寄せる白波、海の青さ、そして富士山が織りなす風景は浮世絵や数々の絵画、和歌に表現されてきた。
THE・日本。
遅めの夏休みが10月に始まる。
行先北海道、その目的として、①札幌で友人と宴会(すすきの遠征) ②カヤックの引き取り ③ニッカウイスキ―余市蒸留所 の3つだ。
すすきのでは身も心もきれいにしていただく予定が、2件のはしご酒で終了。
呑みながらも、30分に一回は街中に救急車が入ってきていた。いつもこんなもんなんですか?居酒屋の店員さんと聞くと、
いつもこんなもんですよ!と爽やかに答えた。札幌在住の友人に聞いても、転勤してきたばかりであまり知らないらしい。
なんせ田舎もん、札幌の街にビビってしまったのだ。(笑)
残念ながら、財布に余裕を持たせて不完全燃焼のまま、北海道遠征2日目のハイライト、すすきのアドベンチャーの幕は下りた。
やはり田舎もん、都会の刺激は強烈だった。(笑)
しかし、最後の締めにいった「けやき すすきの本店」。味噌ラーメンが史上最高においしかった。
そして、何気に一番楽しみにしていた日本のスコットランドこと北海道・ニッカウヰスキー余市蒸留所。
まるでスコットランドにいるような(スコットランドに行ったことはありませんが)感覚だった。
次回は、もっと目的、エリアを絞って訪れたい。