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みちのく潮風トレイル
2020-04-27 19:50:04
2018.3 吉浜集落
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「前方約二百米突吉浜

川河口ニアリタル石ナル

カ昭和八年三月三日の津

波に際シ打上ゲラレ

タルモノナリ」

重量八千貫

 

天災の記録が各地に刻まれていた。

奇跡の集落・吉浜。

 

トレイルが通っていなければ、きっと訪れることはなかっであろう場所。

歩いてよかった。

胸に染みる景色がいくつもあった。

2020-04-25 15:10:21
八戸 種差海岸
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6月下旬ごろからニッコウキスゲ、ノハナショウブなどが咲き乱れ、少し遅れてスカシユリが咲き、一気に色づくみちのく潮風トレイル・八戸区間。

花の渚とも呼ばれ、年間を通しておおよそ650種類ほどの花が咲き乱れる。

誰に言われるもなく、その時期になれば、勝手に。

トレイルヘッド・エンドである鮫・蕪島はウミネコたちで賑わい(8月中頃から2月中頃までは旅に出ています)、中須賀では花々が咲き乱れ、大須賀では鳴き砂、種差天然芝生地では壮大な芝生地。

10キロほどの区間に濃縮された変化ある景色。

特に6~9月ごろまでの種差海岸は爽快だ。

2020-04-23 15:01:50
階上町~洋野町
階上町~洋野町

あれ、鳥居が手前じゃなくて奥側にある?なんて思っていたら、

人ではなくて海から龍神様を迎えるための鳥居だそうだ。

昔の人たちは、心がきれいだったんだろう。

今、そんなことをしたら笑われてしまうんじゃないだろうか。

たこ神社、赤石のウタ、その他いろいろ、昔からの人と海との繋がりを垣間見れる伝説が多く残っている。

見どころというのは少ない区間かもしれないが、人と自然の繋がりを感じられる奥深いエリアだ。

2020-04-16 12:13:03
昭和三陸大津波の碑
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三陸沿岸各地で見るこの石碑。

”日本における近代的研究体制が整って初めての津波であったため、津波に関する数多くの研究調査が行われるとともに、

その成果に基づいて被害町村の復興計画が立てられ、多くの集落で復興が事業が実施され、三陸沿岸における津波防災の骨格が作られた。”

それが、昭和8年のことだそうだ。

三陸では30年に一度ほどの感覚で大きな地震が起こっている。

今作られたのは巨大な防潮堤。

日がたつごとに三陸の海岸線は姿を変えていく。

地震による被害をさほど受けていない私がいえることではないが。

海辺の町に住んでいながら、海との距離が遠ざかる現状が寂しい。

2020-04-16 11:36:50
2018.3 羅生峠
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岩手県南のみちのく潮風トレイルを4泊5日で歩いた時の事。

山から山へ、陸から島へ、という経験はあるが、集落から集落へというのは初めての経験。

車が走り、道路は舗装され、トンネルは開通しているこのご時世に、その上の道を歩く。

きっと、時代を2つ3つ遡ればこれが当たり前のことだったんだろうなど思いながら。

途中、道にわからなくなり、本当にこれであっているのか?そう思いながらコンパスと地図を頼りながら歩く。

集落が見えてくると、ものすごい安堵感。

「人はかかわりを無くしては生きていけない」という言葉を思い出した。

ロングトレイルの醍醐味を少しでも感じることができた。

ハイテクとは無縁の冒険。いい道だ。

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